まだ全部細かいところまでは読んでないのだけども、ざっと見た感じの印象では以下のような人にはよい本と思った。
一個でも当てはまるなら多分買いです。実践ハイパフォーマンスMySQLのような、開発・設計・運用におけるノウハウが書かれた本ではないので、タイトルだけみてそっち方面を期待して買うとずっこけます。もちろんソースレベルで中を知っていれば、その方面の役に立つことは言わずもがなだけども。
かといって詳解 Linuxカーネル 第3版とか、Linuxカーネル2.6解読室のような、コードを丁寧に追って解説してくれるようなものともちょっと違うので、その辺は注意。C++をそれなりに読み書き出るレベルでないと、多分全然消化不良なままになる、というか多分まともに読めない。まぁそんな人はこの本に興味持たないのだろうけど。
個人的には「パーサとオプティマイザ」の章を、もっとボリュームを割いて詳解して欲しかったのだが…まぁ仕方ないのかな。興味のあるところなので、この本片手にソースコードの海に潜ってみようかなと思った。