「考え中」は正しい日本語か


などと突然考え初めた。特に意味はない。

突然「??中」は色々あるが、平成教育委員会で「考え中」という単語を聞いて以来、なんとなく違和感がある。その違和感の原因がなんなのか、イマイチ理論的に説明できなくてモヤモヤしている。「勉強中」「仕事中」「食事中」「洗濯中」などは違和感がないが、「死亡中」「結婚中」「直し中」「考え中」などは違和感がある。この違いは何だ。名詞+中とか、動詞+中とかいう単純なものではなさそうだ。今の状態から次の状態への遷移あるかないかで、正しいかそうでないかが決まっているか?勉強→休憩、食事→風呂とか。逆に死亡→復活は基本あり得ない(が、ゲームの中でなら「今、死亡中」という言い方もありっぽい)し、結婚も離婚を前提にしたものではないのでおかしい。では考え中はどうなのか。前述の流れで行くと、どうも問題なさそうな気がしてきた。

調べてみたら、コーパスを使った日本語教授法の開発に向けてというPDFを発見。これによると『「思考中」に対して「考え中」は言えるが…』と書いてある。言えるのか…。でも何故言えるのかは説明されていない(「継続的な動作動詞につくのが基本であると習った人がいる」とは書いてあるが。「考える」は継続的な動作動詞なのかどうなのか…)。謎だ。読んでると「故障中」は言えない、と書いてある。違和感はないのになぁ…。「故障」という語自体が継続した状態ではなくて瞬間の状態を表しているからか。修理される見込みがない場合は「故障の状態が継続する」のだが、その場合は?なんか考えれば考えるほど難しい…