自宅サーバ用のPCを購入したけど初期不良で動かず(2)


火曜日くらいには届くはず、と宣っていた角田祖父地図秋葉原店。わざわざ残業しないで早めに帰路についていたのだが、待てど暮らせど荷物は届かず。昨日も来なかったので電話してみると、「あのマザーボードにはCeleronMは載らない。確かにACアダプタは初期不良だったが、無理矢理載せたことでマザーまでイカレたっぽいので一旦全返品するか、マザー交換」とのこと。今調べてみたら普通に「FSB 533 / 400MHz の Pentium / Celeron M に対応」と書いてあるのだが…謎。

まぁ担当者が不在なので、状況について明日必ず電話すると約束させたのでヨシとしよう。別に急ぐもんじゃないし。で、相変わらずOSを決めかねていたのだが、とりあえず会社で暇を見てcoLinuxにGentoo入れてみた。coLinuxでは実際のインストール手順と勝手じゃ多少違うのだが、なんとなく雰囲気はつかめた。こいつは今まで経験したUNIX系OSのどれとも異なるものだな…。設定ファイルも他のディストリとは場所が違ったりしてとまどいがち。/etc/hostname作ったら、/etc/conf.d/hostnameにしろとか怒られたりする。基本的にバイナリのパッケージ管理を行わないのですべてコンパイルするわけだが、コンパイルオプションも細かく指定できて非常に面白い。たが非常に時間がかかる。細かい指定が可能な分、他のディストリのようにデフォルトでどこにインストールされたのかよくわからん、とかいう事態は避けられるし、安定版でも人柱版でも選び放題だ。

とりあえず使えるようになるまでに時間がかかる、ということは会社でちょっと使う分には(たとえばcoLinuxなどで)向いていない。だけど自宅サーバならいくら時間がかかろうが別に問題ないわけで、逆に言えば自宅サーバでGentoo使わないとGentoo使う機会がないような気がしてきた。いや、試してみて自分好みに作っていく感覚が面白かった、ってのもあるんだけど。あとは異常なほどの公式な日本語ドキュメントの充実っぷり。これは凄い。公式サイトに、あれだけ大量で詳細なインストールガイドやらなんやらが載っているディストリは他にないのではなかろうか。

そんなわけで自宅サーバにはGentooを入れようと心を決めつつある。肝心のマシンが来ないので、これからVMwareで予行演習する。ちなみに会社マシンのcoLinuxではDebian Serge。でもUbuntuに変えようかと思い中。Debianは安定版にこだわりがあるっぽいので、俺みたいになるべく新しい版を手軽に入れたいとか言う輩にはあんまり向いてない気がしてきた。