正義の人殺し


世間では3連休というものらしい。なんだか3連休のときは必ず忙しいな…今回もご多分に漏れず明日・明後日は出社だ。オペレーションマニュアル(所謂システムの取扱説明書)をひたすら書く週末。月曜締め切りらしいので、それが過ぎればちょっとは余裕のある生活ができそうだ。プログラマなら誰しもドキュメントの作成に携わる機会は多いと思うが、正直ドキュメントの作成ほど面白くてダルイことはない。コーディングは多少長い時間やっていても面白いんだけど、一日中Word使ってると飽きてきて発狂しそうに…。プログラマになんてならなきゃよかった、と思うのはこういったプログラミングに付随する作業をしているとき。まじでメゲル…

テレビをつけてもニュースサイトを見ても、どこもかしこもイラクイラクイラク。人間の歴史とは戦争の歴史である、と誰かが言った通りに、19世紀も20世紀もそして現代も、人は人を殺して生きてゆく。人間のDNAには人殺し願望が組み込まれているのではないかとさえ思える。やたらとアメリカは正義を振りかざしているが、大規模な人と人との殺し合いを「正義」という言葉の元に正当化していいものなのか。もちろん今回のことに関してイラクを擁護するつもりはないが、アメリカの言っていることが正しいとも到底思えない。じゃぁどうすりゃよかったのさ、と言われてもわからないが、少なくとも殺し合いに正義などないとは思う。

MONSTERという漫画の4巻の最後、コーヒーに砂糖を五杯入れて飲む殺し屋が、同じようにコーヒーを飲んでいる人を殺せなかったと語る。―――「人殺しなんて簡単だ。砂糖の味を忘れればいい。」