なんとか日が変わる前に帰ってこれた。昨日の予想通り、大事な部分は「えぇとペンディングで……今週中には…」とか言われ涙。「UIはとりあえず、荒削りでも1セット出していただければなんとか…」なんて言っていたが、そうじゃなくて100%仕上げてたら100%間に合わないんだっつの。どの辺をどの程度手を抜いていいのかが、まだ掴めずにいるのだが。
朝、上司が社員の残業時間一覧表のようなものを持っていたので、ちらっと見せてもらった。先月分のリストだったが、一番上に書かれていたのはNさんで213時間であった。同じプロジェクトに属する人が、ボコボコ上のほうにいたのでデスマーチっていたのだろう。フロアが違うので全然気が付かないのだが。何気に下のフロアに行く用事があり、Nさんのそばを通りかかった。Nさんが虚ろな目で、キーボードを叩きながらボソリボソリと隣の人と話をしているのが聞こえた。「わたしは人間じゃないの…機械なのよ…」…えぇと。999にでも乗ったのでしょうか。怖いよぅ。
仕事が煮詰まってくるとカラオケに行きたくなる。「そうじゃなくてもカラオケカラオケってうるさいじゃん」とか言われそうだが。当社比1.5倍で行きたくなるってことよ。カラオケは昔から好きだ。ただ、一緒に行きたくない人がいるのも事実。「人が歌ってるときに歌本見るのは失礼かも」、とか「知らない歌を入れたら引くから止めよう」とか、そういうことを気にしてしまうような(気にさせるような)人とは一緒に行きたくない。好きにすりゃいいじゃんと思うし、好きにさせてよと思う。大体にしてカラオケなんてものは、人が聞いてようが聞いていまいがどうでもいいと俺は思うのね。各々が自己満足してればいいじゃないの。その自己満足で、他人もたまたま満足してくれれば一層満足。無論、自己満足に走りすぎて、迷惑をかけるようなのは問題外だろうけど。マイク離さないとか、意味なく暴れるとか。人に聴いてもらう前提で作られ、そして歌われているプロの歌を、無責任に歌える。それがカラオケの面白さ。
突然話題が変わるが、去年の今日はアメリカ同時多発テロが起こった日。確か去年の9/11は、EverQuestのサーバーダウンの日で、EQ友達とIRCで会議をしていた(仲間内で会議が必要になるようなゲームなのである。そういうところが麻薬的であるのだが。)気がする。違ったかな…少なくともIRCの、学校関係の友人のいるチャンネルにはJoinしていたのは覚えているのだが。テレビをつけると煙を上げてはいたものの、そこにはまだWTCが存在していた。まるで映画のワンシーンでも見るかのように、平和ボケした俺には現実味がまるでなかった。ただ妙に興奮して、一睡もせずにテレビのニュースを見ながら、つながらないニュースサイトを巡っていた。ニューヨークに知り合いもいなかったし、直接的な被害を被らなかった典型的な平和ボケ日本人の俺には、1年経った今もなお、実際にあの事件を「心の痛み」として捉えることができずにいる。いつの日からか、ニュースと新聞で得た情報を丸呑みにし、他人の受け売りの意見を自分の意見であるかのように錯覚していた気がする。去年の今ごろも、実は自分で考えるということもろくにせず、わかった気になっていたように思う。