一生の宝物、持ってる?


仕事を早めに切り上げて急いで家に帰り、ベースを持って渋谷へ。G.W.に実家からベースを持ってきたのだが、サーキット部分の接触不良(多分アース不良)で音が出ないのだ。近くに楽器屋はあるんだが、ピアノとかしかなく…渋谷の石橋楽器へ。もう閉店も近かったし、修理がもう一件入っていたようでその場での修理は無理だった。とりあえず弦とシールドコードを買って、ベースは預けて帰る。学生時代に無理して買ったKillerのベース。Criminal with Twin JBというモデルを元に、フェニックスのインレイが嫌だったので色を真っ黒にリフィニッシュしたり、弦高を下げるためにネックとボディーの接合部を加工したりといったことをやってもらった特注もどき品である。一時は「俺が死んだらこのベースを墓に入れてくれ」まで言っていたこともあったっけ。さすがに当時のような情熱はなくなったけど、楽器との出会いが俺の人生を変えたことだけは間違いない。

帰って「北の国から」を見る…懐かしい。結構リアルタイムでドラマを見ていた記憶があるのだが、どうだったか…再放送だったのかも知れない。北海道が舞台と言うことで、道産子が見る「北の国から」と雪の降らないトコロに住む人が見るそれとは、受ける印象が色々違うのかも知れない。例えば、雪が本当に大量に降る富良野のようなところでは、「雪が降る音」ってのがあるんだが、その感じを知っているかいないかで印象は変わるだろう。目をつぶると睫毛が凍ってくっついてしまうような吹雪も、やはり実体験しているかどうかで臨場感というかリアル感が違う。そんなことを思いつつ、束の間北海道を思い出すがコンビニに行こうと外に出て、むぁっとした生暖かい空気に現実に戻される。あぁ、ジンギスカン食べたい…