おもむろに的を得たことを言い放ち、すざまじい勢いで汚名挽回します

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昨日のオトナ語読んでて思ったけど、日本語間違って使ってることって凄く多い。調べてみたら自分も間違っているものが沢山出てくる。「情けは人の為ならず」が有名だけど、他にも「的を得る」とか言ったりするけど「的を射る」のが正しいし、「ありえる」も「ありうる」の誤用だ。「おざなり」と「なおざり」をごちゃ混ぜに使っている人も多く見るし、「青田刈り」と「青田買い」も間違いが多い。「喧々囂々(けんけんごうごう)」と「侃々諤々(かんかんがくがく)」が混ざって「ケンケンガクガク」とかもありがち。「花に水をあげ」たり、「汚名挽回」してみたり、「舌づつみ」をうってみたり、「屈辱を果たし」たり「雪辱を晴らし」たり。「うる覚え」とか「すざまじい」とか。

他にも、これは間違って使うこと自分もあるし、周りも間違ってることが多いなぁと思うものをちょっとリストアップ。

  • おもむろに:(誤)唐突に (正)ゆっくりと
  • やおら:(誤)唐突に (正)ゆっくりと
  • 檄を飛ばす:(誤)叱咤する (正)自分の主張や考えを広く人々に知らせ、人々に決起を促したりする
  • 檄を送る:(誤)激励の言葉を掛ける (正)檄は送らない...
  • やぶさかでない:(誤)嫌ではない (正)?する努力を惜しまない、快く?する
  • 草場の蔭で:(誤)隠れて (正)あの世で
  • 元旦:(誤)元日 (正)元日の朝
  • 役不足:(誤)力不足 (正)俳優などが割り当てられた役に不満を抱くこと。力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。
  • 歌のさわり:(誤)歌い出し (正)聞かせどころ
思ったよりいっぱいあるもんだ。中には明らかに間違っている方の意味が、一般的に使われてるものもあるし。最近の言葉では「逆ギレ」もなんか微妙な使われ方をしている気がする。たとえば6/11付けのZAKZAKの記事に、売春女子高生、“無銭セックス”に逆ギレとあるが、「金を払う約束でセックスしたのに『顔を殴るなどし、車から無理やり降し、タダ乗りを図った』ことに対して、女子高生が怒った」のが何故逆ギレなのか?ここで男の方が「なんで金払う必要があんだよ!フザケンナ!」とか怒り出したりするのが逆ギレなんじゃないのか? まぁこれを機に、会社とかで恥をかかないように気をつけてみてはいかがか。ただ客先とかで、得意げに相手の間違いを指摘したりすると大変なことになるかも知れないので、その辺はご注意を(笑)。

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